SIROのフィットネスディレクター、ジェイミー・ムーア氏によれば、同ブランドコンセプトの根幹には「リカバリー」があり、睡眠・栄養・マインドフルネス・フィットネスと並ぶ、5つ目の主要要素の一つとして位置づけているという。
ホテルの中心には「リカバリーラボ」が設けられ、電気筋肉刺激(EMS)や、クライオセラピー、振動音響療法、MLX i3Dome(※)など、最先端のテクノロジーを駆使した施術を提供。
また、SIROの宿泊プラン「リセット・リトリート」では、睡眠の質を整える客室設計や温冷療法が人気を集めている。
リカバリーは、SIROのDNAの中核をなすものです。私たちの5つの主要な柱は、睡眠、栄養、マインドフルネス、フィットネス、そしてリカバリーで、すべての基盤となるものです。我々は、リカバリーを単なる休息やリラクゼーションではなく、各ホテルの中心に「リカバリー・ラボ」を設け科学的根拠に基づいてパフォーマンスを高め、治癒を促進するよう設計しています。
たとえば電気筋肉刺激(EMS)は筋肉痛やこわばりを軽減して柔軟性を高め、クライオセラピー(冷却療法)は血行を促進して炎症を抑えます。振動音響療法は神経系のバランスを整えて深い睡眠を促し、Gharieni社のMLXi Domeは遠赤外線・プラズマ・光療法を組み合わせてデトックスや代謝促進を行います。
さらに、モジュラー式マッサージやストレッチといったホリスティックな施術も取り入れ、包括的な回復アプローチを提供しています。
質のいい睡眠も回復の基礎であり、私たちの理念の中心に置いています。客室は、旅行によって乱れた概日リズム(体内時計)をリセットするよう設計されています。温度調整マットレス、最適化された照明、客室内に設置されたリカバリーギアが、質の高い眠りのための理想的な環境を作り出しています。ドバイで実施している『SIROリセット・リトリート』は、リカバリーと意図的な運動を中心に設計された2日・4日・6日間のプログラムです(料
金:2,645ディルハム/約72万円〜)。
現在、特に冷温交代療法への需要が高まっています。アイスバスの客室設置を求めるゲストが増え、クライオセラピーも常に満席状態です。ブーツ型の圧縮療法も非常に人気があり、今ではジムフロアにも設置しました。
今後は“人とのつながり”がリカバリー分野でさらに重要になるでしょう。すでにサウナやリカバリーセンターが、カフェやバーのように人が交流する“コミュニティ空間”となりつつあります。この流れは今後も拡大していくと考えています。
MLX i3Dome

MLX i3Dome(メーカー:Gharieni /ドイツ)は、スパ・ウェルネス施設向けの次世代回復・デトックストリートメント装置です。3つのテクノロジーを統合しており、特に「運動後の回復」「体内デトックス」「肌・神経系のリラクゼーション」に活用されることが多い。
主なテクノロジー&機能
- 遠赤外線(FIR:Far Infrared Rays)
長波長の赤外線をドーム内およびベッド面に照射し、体温上昇・発汗促進・代謝促進を図る。主に「筋肉のこわばり」「代謝低下」「冷え・血行不良」などにアプローチ。 - プラズマ療法(Plasma Therapy)
酸素・負イオンを活用し、皮膚の活性化、代謝支援、敏感肌改善などを目的とした機能。 美容領域・ウェルネス領域ともに「肌質」や「内側からの活性化」に用いられる。 - ライト/色光療法(Light Therapy /Chromotherapy)
赤・緑・青などの波長の光を使い、皮膚細胞の再生、炎症軽減、メンタルケアの補助などに用いられる。(例:赤色光=コラーゲン生成促進、緑色光=ストレス軽減、青色光=鎮静・抗炎症など)
Interview
ジェイミー・ムーア(Jamie Moore)氏
シロ(SIRO )フィットネスディレクター