プレスリリース

株式会社久米設計(本社所在地:東京都江東区潮見2-1-22)が設計した「ふじみ野ステラ・ウエスト」「Panasonic XC OSAKA」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞した。

Panasonic XC OSAKA(ウェルネス・省エネなテナントオフィスビルのニュースタンダード)

所在地:大阪府大阪市中央区末広町2-40

建築主:パナソニック ホールディングス株式会社

設計者:久米設計 施工者:松村組

延床面積:26,720.65㎡ 階数:地上12階 構造:S

竣工:2024年8月

グローバルな企業グループの事業会社・関係会社が主として入居するテナントオフィスビル。テナントビルとしてのシンプルさと効率性を追求しながら、各階の緑陰あるウェルネスデッキや最上階のスカイテラス、木や緑を活かした設え、歩道と一体となった1階の開放的なピロティ空間により、ウェルビーイングなワークプレイスを形成している。環境面では多様な省エネルギー技術を積極的に導入して「ZEB Oriented」認証を取得し、RE100の取り組みとしてCO2フリー電力による運用を見据えた全電化システムを構築した。さらに、国際的な認証であるLEED(BD+C(CS))のCertified、WELL認証(GOLD)を取得している。

審査委員は、ファサードがシンプルで端正なグリッドのデザインでありながら、各階のオフィスにグリーンカーテンのバルコニーを設けたエシカルなデザインを両立させている点を評価した。ピロティのコモンスペースとしての開放や最上階のテラスなど、容積率の外における仕掛けで、経済合理性を諦めることなく付加価値を生み出しているとし、特別な設備を導入せずにワーカーのウェルネスのための空間や高い省エネ性能を実現した手法は、今後のプロジェクトの指標になり得るとしている。

ふじみ野ステラ・ウエスト

所在地:埼玉県ふじみ野市大井中央2-1-8

建築主:ふじみ野市 設計者:久米設計

延床面積:7,539.79㎡ 階数:地上4階地下1階 構造:RC/SRC/S

竣工:2023年9月

大井中央公民館と大井図書館を建て替える設計・施工、および20年間の維持管理を行うPFIのプロジェクト。住宅街の街並みと調和させるため、低い「箱」が建ち並ぶ意匠とした。建蔽率40%という厳しい条件をクリアするため、図書館をあえて4層に分散配置し、各階のホールホワイエと隣接させ、低い家具のみで区切ることで、イベントのない日は一体的に利用できるようにした。共用部に居場所を多く配置し、文化活動が見える設えとすることで、文化活動を誘発すると同時に図書館との相互利用も促進する、文化施設と図書館がシームレスに融合した「総合文化施設」を実現した。

審査委員は、ホールのホワイエ空間を図書館として共存させることで開かれたデザインを実現し、ホール開演時間以外にも利用されることでホールも日常性を獲得していると評価した。外観に飛び出したスタジオや多目的ルームなどの箱がファサードになり、街路に面した印象的な外観になっているともしている。

概要

受賞:2026年度グッドデザイン賞(https://www.g-mark.org/)

発表日:2026年10月15日

設計:株式会社久米設計(https://www.kumesekkei.co.jp/)

久米設計について

1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきた。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数は約650名(約450名の資格を有する専門家)。技術とデザインの融合を追求し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでいる。取締役社長は井上宏。