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ピックルボールはアメリカの競技人口2,000万人以上、4,830万人が1年に1回以上プレーしているというデータ(米国ピックルボール協会)が発表されている。競技人口とともに、パドルやボール等の用具販売市場、施設市場も注目を集めており、アメリカの市場調査では2034年には用品だけの世界的なマーケット規模が約5,80億円に成長するという(Market. us News)。

日本国内でも市場拡大の兆しが見られる。フィットネス企業各社やテニススクール施設にもコートを整備したり、レッスン時間を設けたり、徐々に各所でビジネスが生まれている。他にも、オフィスビルや商業施設のイベントに、リゾート施設などもコート整備を始めている。現在、国内競技人口は2023年初頭3,000人から、現在では約5万人と推測され、スポーツとしての知名度も高まりつつある。

日本では、今のところ500程度あると言われるサークル(チーム)が、公共体育館でプレーをするケースが多いが、新たに常設で新施設を開設しようとする民間の動きも始まっている。なかでも注目は、アメリカを拠点に世界各地にピックルボール施設を展開するピックルボール最大手の専用クラブ「The Picklr(ピックラー)」だ。

ピックラーは屋内コート施設のフランチャイズビジネスだが、日本での事業展開を2025年5月に発表した。国内のピックラー事業は、株式会社日本ピックルボールホールディングスがFCライセンスを取得、都市部を中心に5年間で屋内型ピックルボール施設を20カ所開設する計画を進めている。ピックラーが展開しているアメリカの施設は、コート10面前後、会員制、付帯施設にジム等を併設する施設も増えてきている。

なぜピックルボールなのか。ピックルボールは誰でも楽しめるスポーツであることが大きい。初心者でも短時間の練習で試合が可能で、家族や職場仲間と楽しめるレクリエーションスポーツである。同じラケットスポーツでテニスのように長年練習し上達しないと楽しめないスポーツとは異なることがある。

コートはバトミントンコートと同じ規模で、テニスコートを改修すれば4面でき、テニスコートと比較すると瞬時の活動人数が4倍になることになる。収益上もレンタルコート需要も増えると見込まて、現在常設施設として営業する東京·有明の「Pacific Pickle Club」が平日1時間6000円~、日休日1時間8000円~をレンタルしている。しかし、日本の場合は、スクール需要が大きいという。テニススクールやフィットネス事業者のスクールはすぐに定員になるという。会員制モデルで計画するピックラーの日本展開が日本ピックルボールのさらなる普及にどう貢献するか、期待される。